今回もSRチョッパー製作です
もう慣れました
ぶりぶり始めます

ばらす前にエンジンを点検します
キャブをオーバーホール
ついでにブラスト ボルトステンレス化
定番です

かなりのスピードで進めてまいります
前回、依頼いただいたときに没になって余った部品がたくさんありましたし、レーザーカットを駆使しておりますので、作業も早いです

こちら、ステンレス製 レーザーカットのライトステーとフロントウインカーステーです
よく見るタイプですが、ステンレスで錆び知らず
ウインカーステーはボルト穴が12ミリなので大体のウインカーは装着できます

こんなものも一台ずついちいち作っていると作業時間が長引きますから、SR用は多く作ってストックしております

シートの製作です
このベース部分もレーザーで切り出しております

キャドで図面を製作するので手作業と違い完璧な左右対称になります

早いし

あれやこれやと、いつものチョッパー加工を施しまして、
これまたいつものオーバーホールに入ります
SRエンジン 慣れました
こればっかりやっているので

バルブを磨くのも早くなりましたよ
2本ってのがいいですよ
これは毎回思います

たまに16本やることもあるので

で、いっぱいのパーツをブラスト処理です
これは何べんやってもなれませんよ
重労働ですよ
これだけは

ヘッド、シリンダーは耐熱塗装後、フィンを削ります
定番です

ピストンもきれいにバフしまして、バルブの擦り合わせ、バルブステムシール、ピストンリングの交換などエンジンを組んでいく準備をします

ウリャリャっと組んでいきました
過去の経験からSRエンジンの不動の原因はバルブ周りに多いようです
バルブをバフしてカーボンも溜まりにくくなっておりますので、これで当分は大丈夫でしょう

エンジンをフレームに載せますが、一人の作業では心もとない
お手伝いさんに来てもらってブリブリ組んでいきます
傷ひとつつけることなく、ここまで組みあがりました

慣れたもんですよ

当店オリジナルパーツのウインカーステーと、ワイヤーガイドです
どちらもステンレス製で強度、防錆に優れております

こーいうの 大事です

といっている間に出来上がりました
今回は画像が少ないんですが、
もうこのスタイル 何台も作っておりまして、同じ作業は何度見ても面白くないでしょうから。

しかし、毎回気合入れて作ってますよ

今回はまるっきりチョッパーです
えらい高いハンドルが、乗ってみるとグッドなポジションを生みます

今回のカラーリングは、黒の中にグレー
で、その中にちょっとした黒
ってな具合ですが、購入された方がタンクの当店の名前が入ったエンブレムを嫌うかもしれませんから、こちら
上にクリアーを吹かずに剥がせるようになっております

このカラーリングですと、このまま綺麗に乗って頂いてもよし
ヤレてきても、これまた結構いい感じになりそうですよ

「リジットはしんどいやろ」
とよく言われますが、
「乗ったことあります?」
と聞くと
「ない」
と答える人がほとんどです

サス付きに比べれば、しんどいかもしれませんが、そんなにオーバーなほどでもないですよ

しかしこれは僕の一意見
「しんどいやんか」
というかたのために、サスバージョンも用意しております

用途によって付け替えて満喫してください

エンジンも定番のオーバーホールに、定番の耐熱ブラック、フィン削りです

これが一番しっくり来ますよ

タンクを出来るだけ前にマウントするために、オイル吸入口部分をえぐっております
ちょっとしたことですが、このこだわりが大事

調整済みのドラムブレーキ

よく修理にやってくるSRはよく調整が狂っていて、ブレーキレバーがふにゃふにゃです

これ、ちゃんと調整するには一度外した方が確実に出来ますから、タイヤ交換のついでにでもちゃんとチェックしてくださいよ

そのエンジンです

ボルトは出来る限りステンレスを使いヘッドカバーのナットにはステンレス袋ナットを使います

これだけ見るとどうってことはありませんが、ノーマルと見比べると違いがわかると思いますよ

スイッチ移設の為にシンプルになったグリップ回り

当たり前のようにハイスロがついておりますが、これまたちょっとした加工が必要なんですよ

当店の定番リジットバーです

この微妙なラインがお気に入りです

これまた定番のサイドテール
フェンダー上に邪魔者がつくのは嫌ですから、これのスタイル的な貢献度はかなりのもんです

シートはベースを鉄板でワンオフ
あんこと表皮はリンクにあります盟和内張りさんに依頼します

表皮が厚く、当店の出してきたシート屋さんの中では最高のお仕事です
特にタックロールは最高のクオリティー

ハンドル、ステム回りをすっきりさせる為に、ごちゃごちゃした物は移設します

メインスイッチはキャブの下側に。
ハンドルスイッチ類はまとめてサイドに移します
操作に必要な物はここに集約されております
メターの下から
ニュートラルランプ
ホーンスイッチ
ハイロー切り替えスイッチ
ウインカースイッチ
になります

今回のカスタムはもう何台も手がけてきたSRチョッパー
主要部分のデータは保存してますから作るのも早いです
そしてレーザーカットを駆使した精度抜群なパーツを用いることによって早いし確実
といいこと尽くめな手法で作りました

しかし、可能な限りステンレスボルトを使う
エンジンは注意してオーバーホールする
全体のバランスは目で見て決める
そこは前から何も変わりません

で、この車両を在庫しておりますと、イベント出展のお誘いが
日程が迫っておりますので、もう1台作るのは無理
というわけで、イベントに出展する為に派手に塗り替えますと・・・
イベントの前に売れました

イベントには出展できませんでしたが、そんな事よりもお買い上げ ありがとうございますね